小豆島
ちょっと思いついて、香川県の小豆島へキャンプツーリングして来ました。
小豆島へは姫路からフェリーが出ているので、7時15分の始発便に乗船するため、夜明け前にに出発しました。
出発
姫路ポートセンター。
こちらで小豆島行きチケットを購入します。
バイクの予約は出来ず、先着順となります。
今回の旅も、前回に引き続きビーノで行くことにしました。
理由は、フェリーの料金が抑えられることと、離島なので細い道に入っていくことを想定して。
前回の美山キャンプで、意外と積載性があることがわかったことも理由の一つ。
今回乗船する小豆島フェリーの「第三おりいぶ丸」です。
料金は大人1520円、原付840円。往復割引料金だと4570円になります。
ちなみにサイドカーは3m未満乗用車料金となり、運転手込み5420円。
注意看板には二輪車を先に積み込むと書いてあったのですが、実際は四輪車の後から乗船でした。
車止めとロープでガッチリ固定。
この日、バイクは私だけ。
船内。
きれいな船です。
早朝なので売店は営業してませんでした。
小豆島福田港までの所要時間100分なので、飲み物や軽食を用意しておいたほうが良いです。
定刻通りに小豆島福田港に到着。
1日目
ここから島を反時計回りに一周します。
島を一周する場合は、冬場は常に日が当たる時計回り、夏場は常に日陰になる反時計回りがお勧めです。
道の駅「大阪城残石記念公園」
道の駅「大阪城残石記念公園」に到着。
こちらは大阪城築城の際に切り出されたものの使用されなかった「残念石」を展示保存しています。
小豆島は良質な花崗岩の産地で、現在も付近に採石場がたくさん見られました。
食堂で「ぶっかけそうめん」(350円)をいただきました。
とにかく暑いのでさっぱりと。
通行止め
道の駅を出発し、さらに進むと、海岸へ至る道が通行止めになっていました。
先日の豪雨災害の影響でしょうか。
スマホの地図で確認すると、バイクなら抜けられそうな細道があります。
見た感じヤバそうなんですけど、ダメなら引き返せば良いだけです。
その点、原付だと気楽です。
無事、海岸に抜けられました。
道はかなり細く、車では無理でした。
道の駅「小豆島ふるさと村」
道の駅「小豆島ふるさと村」に到着。
すももソフト(280円)をいただきました。
さっぱりした甘酸っぱさが美味。
こちらではレンタサイクルがあるのですが、それに混じって見慣れぬ車両が。
日産の電気自動車「New Mobility CONCEPT」でした。
小豆島で実証試験をしているらしいです。
この車両もレンタルすることができます。
キャンプ
小豆島では至る所にキャンプ場の看板を見かけました。
今回は道の駅の近くにある「小豆島ふるさと村キャンプ場」を利用。
料金は大人1人とテントサイトで840円。
サイトは芝の区画サイトでバイクの乗り入れ可能。
日差しを遮るものが無く、とにかく暑いです。
風呂
夕食の前に風呂へ。
こちらではコインシャワーもあるのですが、1kmほどのところにある国民宿舎小豆島の内湯を150円で利用することが出来ます。
本来日帰り入浴をやってない施設なので、キャンプ場を利用している旨を伝える必要があります。
夕食
サイトに戻って夕食。
一人焼肉です。
今回は荷物を減らすためにグリルパンを持ってきておらず、ミニスキレットで代用しました。
まさかこんなに活躍するなんて。
暑い日にはビールが旨い。
2日目
翌日。
日が昇る前にテントを撤収し、出発。
道の駅「小豆島ふるさと村」
昨日も寄った道の駅「小豆島ふるさと村」でオリーブオイルかけソフト(350円)をいただきました
。
バターのような風味。
海沿いの道を進みます。
釈迦ヶ鼻園地
釈迦ヶ鼻園地に到着。
海岸はすぐそばでした。
地蔵崎灯台まで200mを歩きます。
灯台への道はフェンスで施錠されていました。
暑い中歩いたのに…。
さらに歩いて展望台へ行ってみました。
地蔵崎灯台が見えます。
駐車場まで町道経由620m…バイクで来れるんじゃねーか!
長崎のしし垣
釈迦ヶ鼻園地から「長崎のしし垣」へ向かいます。
ツーリングマップルによると「小豆島の万里の長城」だそうです、マジか。
木々に埋もれた案内看板。
危うく見落とすところでした。
この細い道を登っていきます。
落ち葉が積もった道を進むことしばし、「あと500m」の看板が。
ところが。
その先は通行止め!
今回は断念。次回の楽しみに取っておきましょう。
道の駅「小豆島オリーブ公園」
道の駅「小豆島オリーブ公園」で小休止。
オリーブコーヒーフロート(500円)をいただきました。
こちらのソフトクリームはオイルではなくオリーブの葉の粉末が練り込んであります。
寒霞渓
山道を登って、小豆島一の名勝「寒霞渓」(かんかけい)に到着。
屋根付きバイク駐輪場あり。
通称「1億円のトイレ」。
平成2年に作られた、観光地の公衆トイレの悪いイメージを払拭するため、当時は珍しかったウォシュレットなどを装備した総工費1億円のトイレ。
税金の無駄遣い的なことを言う人も居るけど、トイレの綺麗さは客商売の基本で、売り上げに直結する重要設備です。この決断をした人は先見の明があったと言えます。
昼食、オリーブ牛コロッケバーガー(500円)。
寒霞渓発祥だそうです。
展望台。
カメラ台も用意されていてスマホでも記念写真が撮れます。
眺望。
眼下には四国一の提頂長を誇る内海(うちのみ)ダムが望めます。
四方指
四方指(しほうさし)展望台。
展望台の改築工事がおこなわれていました。
寒霞渓とは違った絶景が望めます。
総括
こんな感じで小豆島を2日間で巡ってみました。
島内での総走行距離は160kmほどで、途中の給油も要らない程ですが、見どころは多く、2日間では全てを回ることが出来ませんでした。
また、先日の豪雨災害で通行止めとなっているところもあり、今回見ることが出来なかったところは次回の訪問の楽しみにしたいと思います。
温暖な気候の島で、キャンプ場も多いので、夏場より冬場のほうが向いていると思います。