キーシャッター


ビーノには、と言うか最近のスクーターの多くには盗難防止のためのキーシャッターが装備されています。

メインキーでハンドルロックした後に、横のレバーを操作すると、キーシャッターを閉じるとともに後輪がロックされる仕組みです。

ある日、ビーノを出そうとしたところ、ロックを解除してもキーシャッターが開きませんでした。
最初は引っ掛かっているだけかと思い、もう一度ロックしてから解除してみても、ロックは外れますがキーシャッターが開きません。

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キーシャッターが開かないとハンドルロックが外せませんから、押して動かすことも出来ず途方に暮れてしまいました。

仕方なくバイク屋さんに電話して引き取りをお願いしました。

しばらくするとバイク屋さんから電話がかかってきました。

「ロックを解除して後輪を回してみてください。」

とのこと。

後輪?
キーシャッターと何の関係があるんだろう?

と、半信半疑で回してみたところ、「カシャ」と音がしてキーシャッターが開きました。

えーっ!何じゃそりゃ!

何でも、ビーノのキーシャッターは後輪ロックと連動している関係で、後輪が回らないとキーシャッターが開かないことがある、とのことでした。

言われてみれば…
先日、サイドスタンドを取り付けたので、後輪は常に接地した状態です。
それまではセンタースタンドだったので後輪は浮いた状態になっていました。
後輪が浮いていれば、ロックを解除した反動で後輪がわずかに動き、キーシャッターも開くのですが、後輪が接地していると、ロックを解除しても後輪が動かないのでキーシャッターが開かないことがある、ということだったのですね。

人生初スクーターのビーノ、また一つ勉強になりました。
それにしてもバイク屋さん、電話だけでよく原因が分かったなあ。
さすがです。